Project Description

すし・会席料理店ということで、外観は、手水鉢や飛び石、植栽、行灯を設置して、

和を感じさせる落ち着いた雰囲気を作り出しており、外観から店内へ向かって

印象的な間接照明ボーダーが来客者を店内へ招き入れるように、連続していきます。

 

まず、店内に入るとまず目に入ってくるのが、30坪ほどの店内スペースの中において、

4坪近いスペースを割いてレイアウトした枯山水の坪庭です。

店内に入った瞬間に来客者全員の心に残るように、中途半端なディスプレイとしてではなく、

大胆でダイナミックな演出となるよう、必要席数を確保しながらも、

最大限のサイズで設定しました。

 

また、坪庭の奥にはカウンター席を設けて、板長のひたむきな仕事を坪庭越しに

垣間見ることが出来き、坪庭に接する躯体柱は組子パネルは間接照明で華やかに

演出しており、天井の間接照明と共に、繊細で温かみのある空間を作り出しています。
一方で、計5つの個室は、季節を感じさせる「旬の料理」が主役となるよう、

茶室のように、極力シンプルな空間演出に抑えており、用途により

使い分けれるよう、大小様々なタイプの個室を用意しています。